ジョコビッチ豪ビザキャンセルのタイムラインまとめ!理由は

テニスの全豪オープンで9回優勝している、ノバク・ジョコビッチ選手のビザがオーストラリア政府当局によってキャンセルされました。

ジョコビッチ選手は、自身のワクチン接種の有無について明らかにすることを拒否してきました。オーストラリアでは、2回のワクチン接種済み、または健康上の理由で接種できない証明を外国人の入国の条件としているため、ジョコビッチ選手の全豪オープンへの出場が危ぶまれていました。

しかしながら、全豪オープンを管轄するテニスオーストラリアと会場となるビクトリア州からは、出場許可が出され、全豪オープンは、2022/1/4付で正式に許可が出たことをメディアに発表しました。

ジョコビッチ選手は、1/5の真夜中少し前に、メルボルン空港に到着。そこでの入国審査で、ビザのキャンセルに至りました。

このタイムラインは上の方が新しいです。

ジョコビッチ選手のビザ騒動タイムライン

1/17来年の全豪オープン時も入国できない?

通常、オーストラリアでビザがキャンセルされた場合、3年間入国できなくなります。

1/17午前、モリソン首相は、「特定の状況ではそれを免除することができる」として、ジョコビッチ選手の場合も、機会は開かれているし、その時に検討される、と述べました。つまり、来年の全豪オープン時に入国できる可能性はあります。

1/16夜ジョコビッチ選手が出国

1/16夜、ジョコビッチ選手はメルボルン空港から、エミレーツ航空ドバイ行きの飛行機でオーストラリアを出国しました。

メルボルンの午後10時57分、移民大臣のホーク氏は、ジョコビッチ選手が出国したことをソーシャルメディアで発表しました。

1/16判決を受けて移民大臣のコメント

”今日の全員一致での判決を歓迎します。
オーストラリアの強固な国境保護政策があパンデミック中の安全を守り、結果、世界での最低死亡率、最強の経済回復、そして最高のワクチン接種率を達成しているのです。
強力な国境保護政策は、パンデミックにもかかわらず強化し続けているオーストラリアの社会的結束を守るための基礎です。
オーストラリアはここまで来るのに多くの犠牲をはらってきました。そしてモリソン政権は、国民の期待通り、この地位を守ることを固く決意しています。”

モリソン首相も、ほぼ同じ内容のコメントをしました。

1/16敗訴を受けてジョコビッチ選手のコメント

判決から30分ほどして、ジョコビッチ選手がコメントを発表したことが報道されました。ジョコビッチ選手は、判決に従い、出国するということです。

“本日の法廷審理の結果について、簡単にご報告させていただきます。今後、しばらく休養をとってから、これ以上のコメントをするつもりです。
大臣のビザの取り消しに対する私の司法審査請求を棄却する判決を受け、非常に失望しています。それは私がオーストラリアに滞在できず、全豪オープンに出られないということを意味します。
私は裁判所の判決を尊重し、私の出国に関して関係当局に協力するつもりです。
この数週間、私のことばかりが注目されていて快適ではなかった。でも、これからは私が愛するゲームと大会にみな集中できると思います。選手、大会関係者、スタッフ、ボランティア、そしてファンの皆さんに、大会の成功を祈りたいと思います。
最後に、私の家族、友人、チーム、サポーター、ファン、そしてセルビア人の仲間たちに、いつも応援してくれてありがとうと言いたいです。皆さんは本当に私の元気の源です。”

I would like to make a brief statement to address the outcomes of today’s Court hearing. I will now be taking some time to rest and to recuperate, before making any further comments beyond this.

I am extremely disappointed with the Court ruling to dismiss my application for judicial review of the Minister’s decision to cancel my visa, which means I cannot stay in Australia and participate in the Australian Open.

I respect the Court’s ruling and I will cooperate with the relevant authorities in relation to my departure from the country.

I am uncomfortable that the focus of the past weeks has been on me and I hope that we can all now focus on the game and tournament I love. I would like to wish the players, tournament officials, staff, volunteers and fans all the best for the tournament.

Finally, I would like to thank my family, friends, team, supporters, fans and my fellow Serbians for your continued support. You have all been a great source of strength to me. ABCニュースより

ジョコビッチ選手は全豪に出られないのか

出られません。

1/16 2回目の判決:敗訴

ジョコビッチ選手は法廷で敗訴。3人の裁判官は全員一致で、ジョコビッチ選手の訴えの棄却とジョコビッチ選手側が経費を支払うことを決定し、現地午後6時前、法廷で告知しました。ジョコビッチ選手は全豪オープンに出られません。

判決の模様は、YouTubeで生配信されました。裁判長は「裁判所の仕事は、合法か不合理か法的に不適切かどうかを検討することだけである」と説明しました。ジョコビッチ弁護チームが提出した根拠では、そのことを証明できないという判断でした。

また、「移民大臣の下した決定が正しいかどうかを判断することは裁判所の機能ではない」ことも強調しました。判決の理由の詳細は月曜日に発表されるということです。

朝10時15分から始まった法廷は、何度かの休憩をはさみ、午後5時45分から再開された法廷で判決となりました。その間、午後4時には、翌日の全豪オープン初日のタイムテーブルが発表され、ジョコビッチ選手の1回戦はメインコートの最終試合にスケジュールされていました。

1/15の動き:再度拘束

※1/15-3 ジョコビッチ選手の訴えは、3名の裁判官のもとで判断されることに決まりました。
両サイドから提出された書類では、ジョコビッチ選手のビザを承認するか取り消すかで引き起こされるワクチンに関する社会的影響を争点にしています。

※1/15-2 ジョコビッチ選手は再びパークホテルに移送されました。

※1/15 ジョコビッチ選手の法廷の書類は、豪連邦裁判所のこちらのページで即時公開されれています。難しくてよくわかりませんが。。。

朝の面接とヒアリングを終えたジョコビッチ選手は、拘束の身となり、入国管理の職員付き添いのもと、弁護士チームの事務所に午後2時まで滞在するということです。

続きのヒアリングは、明日1/16日曜日の現地午前9時30分から開始予定。今日は、弁護士チームが正午までに必要書類を提出、それをうけ午後10時までに書面の回答を提出することになっています。
また、ジョコビッチ選手の弁護チームは、裁判官一人ではなく、複数(3人)での判断を求めていて、政府側はそれに不同意、実現するかどうかは、裁判所が検討中。

2度目のキャンセル後、どうなる?

※1/14追記 ジョコビッチ選手の連邦裁判所でのヒアリングが1/15土曜日の午前10時15分に行われることが決定。

ジョコビッチ選手と政府側は、明日土曜日の朝8時に面会を予定しているということです。

ジョコビッチ選手の弁護チームは即時命令の差し止めを要求。夜8時45分からヒアリングが行われました。

ジョコビッチ選手は、今夜は拘束されないということです。が、明日の面接のあとは拘束の身となります。

結論は、日曜日になる見込み。

全豪オープンの発表によると、ドローのトップハーフが初日に1回戦という日程になり、第1シードでライン1にドローされているジョコビッチ選手も月曜日ということになります。

1/14午後 ジョコビッチ選手のビザが再びキャンセルに

1/14の夕方、担当大臣がジョコビッチ選手のビザをキャンセルしたことが報じられました。理由は、「健康と秩序を理由に、そうすることが公共の利益になる」から。

”ジョコビッチ選手のビザが移民大臣のアレックス・ホーク氏によってキャンセルされました。”

これからどうなる?

※1/13 政府の結論は出されぬまま、シングルス本戦のドローが行われました。ジョコビッチ選手は、第1シードです。ドローセレモニーは、予定より1時間15分遅れの、現地午後4時15分から始まりました。その後政府は、本日中に結論は出ないとしました。

※1/12 ジョコビッチ選手のビザキャンセルについての決定は、明日以降に持ち越されることになりました。

ジョコビッチ選手が、入国カードで虚偽の申告をしたことや、先月、PCRテストが陽性となった日付より後に、イベントに参加していることなどが報道され、弁護士チームはそれらの経緯について、改めて書類を提出しました。

ジョコビッチ選手本人もインスタグラムで経緯を説明しています。

入国カードについては代筆者のヒューマンエラーであること、イベント参加の日は、朝抗原検査をして陰性であったこと、PCRテストの結果はイベント後に受け取ったこと、その翌日は地震が所有する施設での取材だったから問題ないと思ったがそれは間違いであったこと、などが書かれています。

 

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ジョコビッチ選手は、拘束を解除されましたが、ビザについては、移民大臣が法廷での結果にかかわらず、キャンセルできる権限を持っています。1/10の夜となった今、移民大臣のアレックス・ホーク氏は、いまだ検討中ということです。

法廷での結果:ジョコビッチ選手の勝利

1/10、現地午後5時過ぎ、ジョコビッチ選手は、拘束を解かれ、全豪オープンでプレーできるという決定が下されました。訴訟にかかった費用は国が負担することも決定。

He will be released from immigration detention and will be able to play in the Australian Open.

ジョコビッチ選手は30分以内に自由になります。

しかしながら、担当大臣が裁量権を行使し、ジョコビッチ選手のビザを取り消すこともできるということで、判事は、その可能性を「大変懸念している」と述べました。

1/10のヒアリング

1/10(月)午前10時から、裁判所でヒアリングが開始されました。ヒアリングの模様はオンラインで公開されていますが、たびたびオフラインになっています。

地元メディアはライブで速報しています。その一つはこちら

午後2時頃、いったん保留となり、次は午後3時15分から再開されます。

裁判所の記録はこちら

これからどうなる?

※追記5 ジョコビッチ選手は12/16に陽性であったという一方で、12/17と12/18に時刻セルビアでイベントに参加していることが判明。その様子はSNSにも発信されていました。

※追記4 ジョコビッチ選手のワクチン免除の理由が、コロナ陽性であったからと、弁護士チームが発表。ジョコビッチ選手は、昨年11/18と12/30にビザが発行されたということです。

免除証明には、昨年12/16にジョコビッチ選手はコロナ陽性となり、その72時間以内には熱や呼吸器症状などはなかったことやオーストラリアのガイドラインに沿っていることなどが書かれているそうです。
今年1/1、ジョコビッチ選手は、豪内務省からも、入国の要件を満たしているという書類を受け取ったとしています。

弁護団によれば、夜遅くに到着したジョコビッチ選手は、空港でビザが取り消される可能性が高いといわれ、混乱して、テニスオーストラリアと代理人に連絡を取る時間が欲しいと要求、当局は、朝8時30分まで休んでよいとしたにもかかわらず、朝6時すぎに聴取に応じるよう圧力をかけられて、7時42分ごろにビザは取り消されると言われた、ということです。

1/7には、ジョコビッチ選手と同じ条件で、ワクチン免除を受理され、すでにメルボルンの大会に出場していた女子のボラチョバ選手も、ビザを取り消され、ジョコビッチ選手と同じホテルに収容されましたが、法廷での争いは選ばず、1/8に、オーストラリアを後にしました。ABCニュースの報道より。

ほかに、審判の一人がテニスオーストラリアからワクチン免除が出されているということです。

※追記3 ジョコビッチ選手は、月曜日までオーストラリアに滞在できるという暫定的な決定が公式に出されました。1/10の月曜日に審理が行われます。

”ジョコビッチ 対 naimudaijの正式な差止命令が提出されました…月曜日の午後4時またはさらなる命令まで、大臣とその代理人はジョコビッチ選手をオーストラリアから追い出すことを禁じられます。
最終審は月曜午前10時 ”

裁判所は、週末のうちに、両サイドとも、必要な証拠を裁判所に提出するよう、求めました。

全豪オープン側は、スケージュール調整の都合で、火曜日までに結論が必要だと言っています。

※追記2 ジョコビッチ選手のケースについて、今夜中に暫定的な決定が下されるとみられます。判事は、ジョコビッチ選手の滞在先にテニスの練習施設があるかどうかなどを訪ねたと報じられています。ジョコビッチ選手が国外退去しなければならないのか、だとすればいつ退去なのかなどが焦点。

※追記 現地午後3時ごろの報道によると、ジョコビッチ選手の弁護士チームが、豪政府の決定に対し、異議申し立てを行いました。
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ジョコビッチ選手側の出方次第ということですが、このままなら、1/6の夜に出国させられる見込み。

ジョコビッチ選手は、法的手続きに訴えることもできます。が、人権問題の法律家、Alison Battissona氏によると、通常この手の法的手続きには時間がかかり、その間は非合法な外国人として拘束されるということです。

1/6 正午 ジョコビッチ選手はどこに?

ジョコビッチ選手は、空港で9時間ほど拘束された後、1/6の現地午前10時ごろ、入国管理官によりメルボルン・カールトンの隔離ホテル、パークホテルに送られたと報道されています。立場としては拘留中。そこに出国まで滞在予定。

いつなぜビザがキャンセルされた?

ジョコビッチ選手の空港での入国審査で、オーストラリア国境警備隊(Australian Border Force)により、1/6の早朝、入国拒否の決定がなされました。つまり、ビザがキャンセルされました。

理由は、「ジョコビッチ氏がオーストラリアへの入国要件を満たす適切な証拠を提出しなかった」からと発表されています。

豪首相スコット・モリソン氏は、ジョコビッチ選手の免除の根拠が不十分insufficientであったからと言っています。

国境警備隊の発表は次の通り。

The Australian Border Force will continue to ensure that those who arrive at our border comply with our laws and entry requirements.

The ABF can confirm that Mr Djokovic failed to provide appropriate evidence to meet the entry requirements to Australia, and his visa has been subsequently cancelled.

Non-citizens who do not hold a valid visa on entry or who have had their visa cancelled will be detained and removed from Australia.

The ABF can confirm Mr Djokovic had access to his phone.​

出典:https://www.abf.gov.au/

”オーストラリア国境警備隊は、国境に到着した人々が我々の法律と入国条件を遵守することを引き続き確認します。
ABFは、ジョコビッチ氏がオーストラリアへの入国要件を満たす適切な証拠を提出しなかったことを確認し、その後同氏のビザが取り消されたことを明らかにしました。
入国時に有効なビザを所持していない、あるいはビザが取り消された非国民は、拘束され、オーストラリアから退去させられます。
ABFは、ジョコビッチ氏が携帯電話にアクセスできたことを確認しています。”

ジョコビッチ選手は、一度は医学的な理由によるワクチン免除の申請が受理されています、同じ国なのになぜこんなことになっているのか。

それは、免除の審査をした機関が、違っているから。

今回審査したのは、オーストラリアの国の機関、許可を出した方は、ビクトリア州の機関。

チームジョコビッチのビザは?

ビザがキャンセルされたのは、、ジョコビッチ選手当人だけで、コーチやサポートスタッフはみな入国できたと報道されています。

ジョコビッチ選手はいつ豪に着いた?

ジョコビッチ選手は現地1/5の夜遅くに、メルボルン空港に到着。

1/4には、ジョコビッチ選手が、これからメルボルンへ向かうとSNSに投稿しています。この時は、有効なビザを持っていました。

”新年あけましておめでとうございます。皆様が常に健康で、愛と喜びを感じ、この素晴らしい地球上のすべての存在に愛と尊敬の念を抱くことができますよう、お祈り申し上げます。
私は休みの間、愛する人たちと素晴らしい時間を過ごし、今日は免除許可を得てオーストラリアへ向かいます。レッツゴー2022

ジョコビッチ選手は、今週オーストラリアで開催されているATPカップに出場予定でしたが、先月、欠場が発表されていました

全豪オープン当局による出場許可

2022/1/4に全豪オープンはメディアリリースを出しました。

審査対象者が特定されない方法で、政府の公的機関による医療的な理由によるワクチン接種免除(medical exemption)が受理されたということです。2つの第三者機関が審査しました。

書類の内容は、

“ノバク・ジョコビッチ、全豪オープンに出場決定、今オーストラリアへ向かっています。
ジョコビッチは、医学的免除を申請し、それはビクトリア州保健省によって任命された2つの独立した医学的免除審査委員会を含む厳格な審査過程を経て承諾されました。彼らは、すべての申請がオーストラリアの予防接種に関する技術諮問委員会のガイドライン(ATAGI)に合致するかどうかを評価しました。”

以後、その過程についても説明されていますが、申請受理の根拠については明らかになっていません。

最初に審査したのは、免疫学や感染症の専門医を含む医師の専門家たちの委員会。ここで豪州のガイドラインを満たしていると判断され、次に、ビクトリア州政府が指定した専門家による委員会で審査され、受理されたと説明されています。

受理の根拠については触れられておらず、ジョコビッチ選手側も発表していませんが、一説には、ジョコビッチ選手が以前新型コロナに感染していることから、抗体があるということで受諾されたのではないかと言われています。

しかしながら、豪連邦政府のルールでは、過去の感染を免除の根拠にはできないとしていて、その旨は昨年11月にテニスオーストラリアに書面で通知されているということです。

ところでなぜそんなに騒がれているの?

一個人のビザのキャンセルが、なぜ世界のヘッドラインニュースとなっているのか。

  • テニスがそれほど人気のスポーツであるから
  • ジョコビッチ選手が世界ランキング1位の選手であり、全豪オープンの昨年の優勝選手で、これまでに9回優勝している選手であるから
  • 全豪オープンがテニスの最高峰グランドスラムの1つであるから
  • 今回の全豪オープンには、フェデラー選手やウィリアムズ姉妹などスター選手の欠場が多く、スター選手の欠場は興行的に影響が大きいから
  • ワクチン接種や個人情報の問題は、現在の世界の関心事であるから
  • ジョコビッチ選手が、ワクチンや個人情報への自己の姿勢を公言している有名人であるから

といったところでしょうか。パンデミックに関連した事柄であり、テニスファンではなくても、多くの人が、関心を寄せる事柄であるのは間違いないでしょう。

ジョコビッチ選手と新型コロナのこれまで

2020年4月、ジョコビッチ選手は、SNSで個人的にワクチン反対と発言しています。

2020年6月、ジョコビッチ選手は、セルビアでテニス大会「アドリアツアー」を主催。感染対策をきちんとせずに開催し、各方面から批判を浴びました。出場していたディミトロフ選手、チョリッチ選手、トロイツキ選手などが新型コロナに感染、大会後、ジョコビッチ選手自身も妻とともに感染したことが明らかになりました。

その後、ワクチンが開発され、一般に広まったものの、ジョコビッチ選手は一貫して自身のワクチン接種の有無について公開することを拒否し続けてきました。

2021年10月、それまでどのグランドスラムでも明確にされなかった、選手へのワクチン接種の義務付けを、全豪オープンが発表。ジョコビッチ選手の父が、義務ならばジョコビッチ選手の出場はないかもしれないと表明しました。

テニス界の反応

キリオス選手

ジョコビッチ選手を批判することも多いキリオス選手のコメントが注目されていましたが、ジョコビッチ選手を擁護するコメントをしています。自身のポッドキャストでも話しました。

“行動を起こすことが大事だと思う。自分はほかの人のためそして母の健康のためにワクチンを接種した。このような投稿や、でもオーストラリアのジョコビッチ選手の状況への対応はよくない、とても悪い。彼はすばらしいチャンピオンの一人だけど、つまるところは彼だって人間だ。もっとよく対応するべき”

※1/10追記 余談ですが、キリオス選手がコロナ陽性となり、シドニーでの全豪オープンの前哨戦を欠場することになりました。

ナダル選手

ナダル選手は、現在出場しているメルボルン・サマーセットの2回戦に勝利した後の会見で、「ある意味では気の毒に思うが、これは彼自身が決めたことの結果」と一蹴。

サンドグレン選手

反ワクチンの立場をとり、そのために今回の全豪オープンを欠場している、アメリカのサンドグレン選手は、「オーストラリアはグランドスラムのホスト国の資格はない」とオーストラリアを非難。

サム・グロス元選手

引退したオーストラリアのテニス選手、サム・グロス氏は、「ジョコビッチ選手は、自分の健康状態について決して何も公表しないと言っていたのに、免除されたと公表するなんておかしな話だ。免除は公表してもなぜかは公表しないって?偽善だ」と免除が与えられたことを非難。

全豪オープンの責任者 C.タイリー氏

「過去のワクチンに対するジョコビッチ氏の発言もあり、今回人々が憤慨している理由はよくわかります。ただし、これからでも本人が、自分の体調や免責を受けた理由などを国民に説明するというのなら、遅くはない。」

デミノー選手

オーストラリアのアレックス・デミノー選手は、「単にとても興味深い」

バーティ選手

女子世界1位でオーストラリアのバーティ選手は、「難しいですよね。特にビクトリア州は、この2年ほど本当に大変だったし。ジョコビッチ選手の健康履歴を知りたいとは思わないし、最終的には自分の手には負えないこと。」

まとめ

ジョコビッチ選手は、オーストラリアに到着したところで、豪州入国のワクチンルールを満たす証明ができなかったとして、ビザがキャンセルされた。ジョコビッチ選手の弁護士チームはすぐに裁判所に異議申し立て、1/10の月曜朝に最終審理が行われることが決定、1/6の夜、それまで国外追放されないという裁判所の暫定的な決定が発表された。

1/10の1回目の裁判では、ジョコビッチ選手が勝利したが、1/14には再び移民大臣の権限により、社会の健康と秩序のためという理由でキャンセルされた。

1/16の2回目の裁判では、大臣の決定が支持され、ジョコビッチ選手のビザのキャンセルが確定した。

ジョコビッチ選手はその日のうちに出国。