マックス・ミルヌイ新コーチとは【錦織圭】

テニスの錦織圭選手が11/30、新コーチを発表しました。新コーチの名は、マックス・ミルヌイ氏。ミルヌイコーチってどんな人物?

マックス・ミルヌイとは

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出典:atptour.com

マックス・ミルヌイ氏は、ダブルスで好成績を残したベラルーシ(旧ソ連)出身の元プロテニス選手です。2018年10月のクレムリンカップを最後に選手を引退しました。

  • 名前:マクシム・ニコラエビチ・ミルヌイ
  • 愛称:The Beast (野獣)
  • 生年月日:1977/7/6 現在42歳
  • 出生地:ベラルーシ・ミンクス(出生当時はソビエト連邦)
  • 現在の居住地:アメリカ・フロリダ州サラソータ
  • 身長:196センチ
  • 体重:93キロ
  • プロ:1996-2018
  • 打ち手:右打ち
  • バックハンド:片手打ち
  • シングルスの自己最高世界ランキング:18位(2003)
  • ダブルスの自己最高世界ランキング:1位(2003)
  • シングルスのATPツアー優勝:1回(2003年ロッテルダム)
  • ダブルスのATPツアー優勝:52回
  • ダブルスのATPツアー準優勝:46回
  • テニスを始めた年齢:6歳
  • 家族:父ニコライ(元バレーボールプレーヤー)、母タチアナ(1971年バタフライ200mでベラルーシ新記録の水泳選手)、弟二人、妻クセニア(2004年7月に結婚)、娘メラニー(2004年生)、ペトラ(2007年生)、息子デミド(2008年生)、トロフィム(2014年生)

6歳から父の手ほどきでテニスを始めたミルヌイ氏は、14歳の頃、アメリカのフロリダにあるIMGアカデミーに入学。錦織選手と同じアカデミーです。

男子ダブルスで実に52回の優勝を誇るミルヌイ氏は、現役最後の年となった2018年にも2回優勝しています。グランドスラムでの男子ダブルスでの優勝は6回(全仏4回、全米2回)、また、混合ダブルスでもウィンブルドン1回、全米2回、そしてオリンピックで1回(金メダル)の合計5回優勝しています。

キャリアを通して、グランドスラム初優勝を果たしたのは、1998年のウィンブルドン混合ダブルスでした。ペアを組んだのは、セリーナ・ウィリアムズ選手でした。

2012年のロンドンオリンピックでは、アザレンカ選手とのペアで金メダル。

それから、ミルヌイ氏に「The Beast 野獣」のニックネームがつくきっかけとなったのも混合ダブルス。2000年の全米オープンで当時ロシアのスター選手であったアンナ・クルニコワ選手とペアを組んで準優勝。それがあの有名なお話の「美女と野獣」のように見えたところから、野獣と呼ばれるようになったのだそうです。

最近のクルニコワ選手。

男子ダブルスではいろいろな選手と組みましたが、グランドスラムで優勝した時のパートナーは、レイトン・ヒューイット選手、マヘシ・ブパティ選手、ヨナス・ビョークマン選手、ダニエル・ネスター選手でした。2002~2003年にはフェデラー選手と組み、クレムリンカップとマイアミオープンでは優勝しました。最後の年2018年のパートナーは、オーストリアのフィリップ・オズワルド選手でした。

ミルヌイ氏はシングルスとダブルスを合わせると1000回以上試合に勝っているそうです。

そして、身長がとても高い。サーブとネットプレーが大きな武器でした。ミルヌイ氏は左から4人目です。大きいですね。

錦織圭の前コーチは誰だっけ?

2019年10月までのコーチは、

  • ダンテ・ボディーニ氏

9年間、錦織選手のコーチを務めました。

マイケル・チャン コーチはどうなったの?

マイケル・チャン氏は、これからも錦織選手のコーチ。フルタイムのコーチではないそうです。

まとめ

2019/11/30に発表された錦織選手の新コーチ、マックス・ミルヌイ氏は、2018年まで現役で特にダブルスで輝かしい成績をおさめた人物。ベラルーシ出身で現在42歳。