テニスのウィンブルドンでは、公正なチケット販売の方法のひとつとして、パブリック・バロットという抽選販売を採用しています。実に1924年から開始された伝統的な販売方法でもあります。ウィンブルドンのパブリック・バロットについてです。
ウィンブルドンのパブリックバロットとは
ウィンブルドンのパブリック・バロットは、チケットの一般抽選販売です。
2020年分からは、オンライン販売となりました。
パブリックバロットの手順
パブリックバロットの手順は、
- アカウント作成
- 抽選参加登録
- 抽選申込
- 抽選
オンラインでの販売となった2020年からは、myWIMBLEDONでのアカウントが必要です。
アカウントを作ると、パブリックバロットのお知らせが届きます。
決められた日程期間にまずは、抽選参加登録をします。すると、次に抽選申込のお知らせが来ますので、そこでもまた決められた期間に抽選申込をします。
これで、その年のパブリックバロットへ参加完了です。
抽選申込みの際に、日にちやコートを指定することはできません。また申し込みは1世帯につき1件のみです。
抽選はコンピューターで行われます。
チケットは、センターコート、コート1、コート2、コート3のもので、ペアチケット、席が別々の2枚のシングルチケット、シングルチケット1枚のものがあり、まずはペアチケットから抽選されます。
申し込みは1回ですが、抽選は抽選分がなくなるまで何度も繰り返されます。
抽選の結果は当否にかかわらず、eメールとmyWIMBLEDONでお知らせがあります。
辞退されたチケットは、再抽選されます。再抽選は、前回抽選に当たらなかった申し込み者に対して行われます。抽選に当たったのに辞退した場合、再抽選の対象にはなりません。当たるのは1回だけです。
チケットに当選し、購入を決めた場合には、決められた期間内にオンラインでクレジットカードで支払いをします。
チケットは、イギリス国内の場合には、5月の第2週以降に送られてきます。イギリス国外の場合には、会場で受け取ります。受け取り方法については、eメールでお知らせが届きます。
尚、パブリックバロットで購入したチケットは、他の人に譲ることはできません。行けなくなった場合には、ticketing@aeltc.comに連絡を。チケット当日の24時間以上前までなら払い戻しできます。
パブリックバロットの日程
パブリックバロットは、各大会の前年に抽選申込までが終わり、大会年の1月から大会直前まで、何度も抽選されます。
2020年大会の日程は、
- アカウント作成 いつでも可
- 抽選参加登録 2019/9/9~10/21
- 抽選申込 2019/11/1~11/30
- 抽選 2020/1月~大会直前
パブリックバロットのチケットの価格
2020年の価格は次の通り。
Centre Court | No.1 Court | No.2 Court | No.3 Court | |
6/29(月)-6/30(火) | £70 | £65 | £44 | £44 |
7/1(水)-7/2(木) | £90 | £80 | £53 | £53 |
7/4(金)7/5(土) | £115 | £105 | £72 | £72 |
7/7(月) | £140 | £125 | £87 | £87 |
7/8(火) | £140 | £125 | £45 | – |
7/9(水) | £170 | £155 | £41 | – |
7/10(木) | £170 | £70 | – | – |
7/11(金) | £200 | £45 | – | – |
7/2(土) | £200 | £40 | – | – |
7/3(日) | £240 | £35 | – | – |
引用元:wimbledon.com
まとめ
ウィンブルドンのパブリックバロットとは、チケットの一般抽選である。大会前年に申し込み、大会年の1月から大会直前まで抽選が行われる。席や日程は選べない。
参考サイト:wimbledon.com