大坂なおみBNPパリバ2022での涙とセリーナとビーナスのヤジ事件2001

大坂なおみ選手は、BNPパリバオープン2022で2回戦敗退という結果に終わりました。2回戦の相手は、現在、国名表示されなくなっていますが、ロシア出身のクデルメトワ選手、第21シードでした。

大坂選手が最初のゲームを落とした後、客席から心無いヤジが飛びます。大坂選手は主審に何かを訴えたものの、試合は続行、大坂選手はその後泣き出し、スーパーバイザーが呼ばれるなどの騒動がありました。

試合後にマイクで話す機会を与えられた大坂選手は、涙ながらに、ヤジはこれまでも飛ばされてきたし、それは気にしないけれど、なぜか、昔この場で起きた、ビーナスやセリーナに飛ばされたヤジのことが頭をぐるぐるまわった、と言いました。

大坂選手が言ったこととセリーナとビーナスのヤジ事件とは。

大坂なおみBNPパリバ2022のヤジと涙

報道によると、大坂選手に向けられたヤジは、

  •  Naomi, you suk (なおみ、最悪)

というもので、何度も繰り返したそうです。

0-1でクデルメトワ選手がサーブになったところで、客席の動きが落ち着くのをまっているところで、大坂選手は、主審にのところへ行って何か訴えます。

客席から大坂選手を名指ししてヤジを飛ばしている人がいる、とテニスチャンネルで言っていました。大坂選手はなぜ止めないのかと訴えていたと思われます。

相手がロシア選手であったことから、その選手に向けられたヤジかとも思われましたが、大坂選手に向けられていました。

しかしながら、主審は、だれかわからないからできない、と言ったそうです。

大坂選手は試合に戻り、0-2となり、大坂選手がサーブになったところで大坂選手は泣き出してしまいます。

0-3と負けているところで、大坂選手は、主審のところへ行って、

  • 観客に言いたいことがあるからマイクを貸してほしい

と訴えました。その後、大坂選手は、試合のスーパーバイザーとも話しますが、最終的に、スーパーバイザイーが主審に、”また同じことが起きたら、その人物をみつけましょう”と言って、試合が続行されました。

大坂選手が試合後に観客席に言ったこと

大坂選手は、試合後に、マイクで話す機会を与えられました。

大坂選手は、泣きながら、次のように言いました。

  • ただありがとうといいたかった。もう十分カメラの前で泣いた気がする。
    ただ言いたいのは、正直言って、罵声を浴びた(ヤジを飛ばされた)ことはあるし、それは気にならないのだけど、ここで、セリーナとビーナスがここで罵声を浴びる動画を見たことがあって、もし見てないなら見たほうがいいよ、どうしてかわからないけれど、頭の中をそれがぐるぐるまわって、、ありがとうそして(クデルメトワ選手に)おめでとう。ありがとう。
  • I just want to say thank you. I feel like I’ve cried enough on camera.
    I just wanted to say….to be honest, I’ve gotten heckled before and it didn’t really bother me but….it’s like, heckled here…like I’ve wathced a video of Venus and Serena getting hecled here… if you’ve never watched it, you should watch it…I don’t know why but it went into my head and got replayed a lot…I just want to say thank you and congratulations. Just thank you.

セリーナとビーナスのヤジ事件とは

大坂選手が見たビーナスとセリーナがBNPパリバオープンで罵声を浴びたビデオとは何のことでしょう。

それは2001年の事件でした。

2001年のBNPパリバオープンには、ビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹が出場していました。

姉妹は、準決勝で対戦予定でしたが、ビーナス選手は、直前になって棄権。理由は膝の故障。

ロシアのエレナ・デメンティエワ選手が、”ウィリアムズの父のリチャード氏が、ドローを操作した”と非難したのをうけ、以前から似たようなコメントが多くあったことも手伝って、大ブーイングされたという事件です。

決勝の相手は、ベルギーのキム・クライシュテルス選手でした。セリーナ選手が試合をし、ビーナス選手と父リチャード氏が客席で応援していたわけですが、会場は、決勝の試合の間中、3人にヤジを飛ばし続けました。人種差別的なヤジもあったそうです。

試合の解説でも、”アメリカ人がアメリカ人に罵声を浴びせている。非常に不愉快な観客”というようなコメントをしています。

ウィリアムズ一家だけでなく、多くの人々が、これはひどい人種差別であるとし、ウィリアムズ姉妹はその後2014年まで(2015年に復帰)、BNPパリバオープンをボイコットしました。

セリーナ選手は、あの時のことはいまでもトラウマであると、2021年のインタビューで語っています。

ちなみに、デメンティエワ選手は、ジョークで言っただけ、と言っています。

まとめ

大坂選手はBNPパリバオープン2022の2回戦で、泣いて、試合に集中できず敗戦。本人によると客席からヤジを飛ばされ、過去に同会場で起きたウィリアムズ姉妹と父への差別的ヤジ事件がなぜか頭から離れなくなってしまった。