2020年、新型コロナの影響で、男子テニスの大会も多くが中止を余儀なくされました。男子テニスの世界ランキングは、大会の結果によるポイント制です。開かれなかった大会のポイントはどうなるのでしょう。
男子テニス世界ランキングのコロナ禍の計算方法
男子テニスの世界ランキングは、ATPランキングのことです。ATPランキングは、ざっくりいうと、「過去52週のベストな18大会のポイント数+ATPファイナルズのポイント数＋ATPカップのポイント数」で決まっていましたが、ATPは、ランキングの計算方法を一時変更することを発表しました。
変更点は、
- 2019年3月～2020年12月(22か月)のベスト18大会のポイント数をランキングの対象とする
- 同じ大会に2019年と2020年に出場した場合、カウントできるのは良い方の1つのみ
- 2020年にカウントされたポイントは、52週間後または2021年の同大会開催時の先に来た時まで残る
引用元：atptour.com
ごく簡単に言うと
- 2019年3月～12月の獲得ポイントの失効が1年延長された
ということになります。
このシステムを受け、ジョコビッチ選手は、2019年に優勝したパリマスターズには、出場するメリットなしということで出場しませんでした。
ATPとしては、大会再開後にも出場できなかったもしくは出場することを選ばなかった選手にも、出場した選手にもメリットになるようにと、グランドスラムやITF当局と話し合いの末に出した決断ということです。
今後もコロナの影響はどうなるかわからず、必要に応じて変更があるかもしれません。
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まとめ
男子テニスの世界ランキングのポイント計算方法は、新型コロナの影響を受け、2019年3月~12月分もカウント対象に変更した。
