アレックス・デミノー選手とは【テニス】世界ランキングは

テニスの錦織圭選手は、20代最後のグランドスラムとなった全米オープン2019の3回戦で、初対戦した世界ランキング38位のアレックス・デミノー選手に敗れました。デミノー選手にとっては世界10位以上に初勝利。デミノー選手とは?

アレックス・デミノー プロフィール


デミノー選手は、1999年2月オーストラリア・シドニー生まれで2019年8月現在20歳、身長183センチ、体重69キロ、右打ち、バックハンドは両手打ち。

得意なコートは芝で、ショットはバックハンド。

グランドスラムでの最高成績は、現在進行中の全米オープン2019、現在4回戦進出中。これまでの最高成績はウィンブルドン2018、全米2018、全豪2019の3回戦進出です。

テニスを始めたのは4歳の頃で、プロ転向は2015年。今年は5年目ということになります。

デミノー選手の父はウルグアイ出身、母はスペイン出身。デミノー選手は、5歳までシドニーで育ち、その後スペイン東部のアリカンテへ引っ越し、小学生時代のほとんどを過ごします。10代になるとオーストラリアとスペインを行ったり来たりして育ったそうです。デミノー選手は、英語、スペイン語、フランス語を話します。

デミノー選手は4人兄弟で、兄と2人の妹がいます。

デミノー選手は、胸に109というタトゥーを入れています。理由はオーストラリアのデビスカップの109番目の選手だからだそうです。

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出典:news.com.au

コーチは、9歳の頃からアドルフォ・グティエレス氏、そしてオーストラリア出身のかつての世界王者レイトン・ヒューイット氏はメンターです。

デミノー選手が10代の頃は、通信教育を受けながら、ツアーを回りました。ジュニア時代の世界ランキングは最高2位。

プロデビューを果たしたのは、2015年7月のスペインの大会で、準々決勝に進出しました。

2016年には、ワイルドカードで全豪オープンの予選に初出場しますが1回戦で敗退。2016年は、主にスペインで、ATPの下位大会のITFサーキットで活躍しました。

2017年には、オーストラリアで年初に行われるブリスベン国際に予選から参加、予選を勝ち抜き、ATPツアーの本戦に初出場を果たしました。本戦では1回戦敗退となったものの、翌週のシドニー国際にワイルドカードで出場し、ブノワ・ペール選手を相手にATPツアー初勝利を挙げました。

翌週の全豪オープン2017でもワイルドカードで本戦入りを果たし、1回戦ではメルツァー選手を相手にグランドスラム初勝利を挙げました。

2017年は、全仏オープンと全米オープンでもワイルドカードを獲得し本戦入りしましたが、1回戦で敗退しています。

2018年もまた、ブリスベン国際と全豪オープンでワイルドカードにて本戦入り、シドニー国際では特別枠で本戦出場しました。
ブリスベン国際では準決勝へ進出、翌週のシドニー国際では決勝進出と活躍、全豪オープンでは1回戦で敗退しました。

2018年には、全仏オープンにワイルドカードで本戦初出場、ウィンブルドンと全米オープンでは3回戦に進出しました。年度終わりには、ネクストジェン・ファイナルにも出場しました。

2018年最後の世界ランキングは、31位。年初の208位から大きく上昇しました。

2019年には、シドニー国際で、ATPツアー初優勝、全豪オープンではシード選手となります。また7月のアトランタで2度目のツアー優勝をしました。

アレックス・デミノー 世界ランキングの変遷

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出典:coretennis.net

赤い線はジュニアのランキング、青い線はATPの世界ランキングです。

順調にランキングが上昇していることが分かります。

ジュニア時代の最高は2位。ATPでは24位です。

2019/8/26のランキングでは38位と少し落としていますが、全米後には、だいぶ上昇の見込みです。

オーストラリア男子選手としては、ニック・キリオス選手に次ぐ2位です。

まとめ

アレックス・デミノー選手は、オーストラリア生まれ、スペイン育ちの20歳の選手。2015年にプロデビューし、2018年からは、ATPツアーレベルで活躍、2019年にはATPツアー初優勝も果たし、上位選手の一員となっている。