ビアンカ・アンドリースク選手とは？【全米オープン2019優勝】 |

※9/8追記アンドリースク選手は、全米オープン2019で優勝。カナダ人として初。

※9/7追記全豪オープン2019、女子シングルスの決勝が、S.ウィリアムズ vs B.アンドリースクの対戦となりました。アンドリースク選手は、カナダの19歳。昨年の大坂なおみ選手のように、若いスターがベテラン女王のウィリアムズ選手と対戦します。

Welcome to your maiden Grand Slam final, Bianca Andreescu! 👏

She becomes the first 🇨🇦 woman to reach the US Open singles final. pic.twitter.com/6r7qbqZw2U

— US Open Tennis (@usopen) September 6, 2019

—

2018年には、大坂なおみ選手が初優勝し、大いに世界を沸かせたBNPパリバオープンで、2019年も新しいスターが優勝しました。その名は、ビアンカ・アンドリースク選手。アンドリースク選手とはどんな選手？

出典：wtatennis.com

ビアンカ・アンドリースク選手とは？
アンドリースク選手のラケット
アンドリースク選手のウェアとシューズ
アンドリースク vs セリーナ・ウィリアムズの対戦成績
アンドリースク vs 大坂なおみの対戦成績
まとめ

ビアンカ・アンドリースク選手とは？

※2019/9/7更新

名前	ビアンカ・バネッサ・アンドリースク
国	カナダ
生年月日	2000/6/16
生誕地	カナダ・オンタリオ州・ミシサガ
居住地	カナダ・オンタリオ州・ソーンヒル
身長	170㎝
体重	60㎏
打ち手	右
バックハンド	両手打ち
コーチ	S.ブルーノ
テニスを始めた年齢	7歳
プロ転向	2017年
WTA優勝	2回
ウェア	ナイキ
シューズ	ナイキ
ラケット	ヘッド

2019/9/7現在、アンドリースク選手は、19歳。世界ランキングは15位、自己最高は14位、カナダ女子選手では1位です。全米オープン2019後の世界ランキングは、8位以上に上昇する見込みです。

アンドリースク選手の両親はルーマニア出身。ニックネームはビビ。アンドリースク選手はカナダ生まれですが、小さいころに両親とともにルーマニアに引っ越しました。そこで7歳の頃にテニスを始めます。その2.3年後にカナダに戻り、ミシサガのオンタリオ・ラケットクラブに入門しました。

アンドリースク選手の両親と愛犬のココちゃん。客席の様子でよくテレビに映ります。

出典：tennistonic.com

11歳になるとカナダのナショナル・トレーニングプログラムに参加、本格的にテニスのプロを目指すようになりました。

アンドリースク選手は、ジュニア時代、数々の国際大会で優勝。2016年にはジュニアの世界ランキング3位となります。

赤い線がジュニアランキングで青い線はWTAのもの。ジュニア時代強かったことが分かります。

出典：coretennis.net

2016年のロジャーズカップの際には、憧れのシモナ・ハレプ選手に早くプロになることを勧められたといいます。

プロ転向は2017年。

“When I was 16, after I won the Orange Bowl title, I remember I wrote myself a check of this tournament, winning the tournament obviously. Ever since that moment, I just kept visualizing that.

“If that can happen on Saturday, then that would be pretty cool.”

– Bianca Andreescu pic.twitter.com/NoYOek3e2a

— WTA Insider (@WTA_insider) September 6, 2019

2017年には全豪オープンと全仏オープンのジュニアのダブルスで優勝しました。そして、ウィンブルドンでは、シングルスでシニアの本戦に初出場を果たします。

2018年は、4月のフェドカップ後から、故障により休養します。

今年、2019年はアンドリースク選手が大きく飛躍した年です。世界ランキングは昨年の昨最高152位から、14位に上昇しました。(全米オープン後はトップ10入りの見込み)

昨年までのアンドリースク選手は主にWTAツアーより下位ランクの大会で活躍していました。今年の1，2月は、WTAツアーレベルの大会に参加、そして3月WTAツアーでは最高峰のプレミアマンダトリーというカテゴリーのBNPパリバオープンであっというまの快進撃を遂げました。そして今度はグランドスラムの決勝です。

2019年の開幕戦は、ニュージーランドのASBクラシック。シングルスで、予選を突破、本戦では第1シードだったウォズニアッキ選手、第6シードのビーナス・ウィリアムズ選手、第3シードのシェイ選手を次々と倒し、WTAツアー初の決勝進出、準優勝を果たします。

次の全豪オープンでは予選を突破し本戦初出場、2回戦で敗退したアンドリースク選手は、翌週ニューポートに出場し、WTA下位ランクのWTA125Kの大会で初優勝しました。

2月のフェドカップでは、カナダ代表として2試合に勝利、メキシコオープンで準決勝進出、3月にはついに、BNPパリバオープンでWTAツアー初優勝の快挙を果たします。

BNPパリバオープンには初出場、ワイルドカードで本戦入りしました。ワイルドカードの選手がBNPパリバオープンに優勝するのは史上初でした。

ドローはライン91。ボトムハーフの前半で第4シードのスローン・スティーブンスのブロックでした。とはいえ、スティーブンス選手は2回戦で敗退、対戦することはありませんでした。対戦したシード選手は、2回戦、第32シードのチブルコワ選手、4回戦に第18シードのワン選手、準々決勝では第20シードのムグルサ選手、準決勝は第6シードのスビトリナ選手、決勝は第8シードのケルバー選手でした。

この優勝で、世界ランキングが、60位から一気に36位上昇、24位となりました。カナダ選手としては1位。