クビトバの大変な事件とは?全豪オープン2019の涙のスピーチの意味

全豪オープン2019の女子シングルス決勝で、大坂なおみ選手と素晴らしい試合をしたチェコのペトラ・クビトバ選手。クビトバ選手の涙の準優勝スピーチは、世界のファンの心を揺らしました。
「また決勝の舞台に立てたなんて信じられない」
クビトバ選手にいったい何があったのでしょう。

クビトバの大変な事件とは

それは2016年12月の事件でした。

クビトバ選手は、チェコのプラハにあるクビトバ選手の自宅に侵入した強盗に、左手を刃物で切られ、重傷を負いました。

左手はクビトバ選手の利き手です。

左手の指5本をすべて切られ、2本は神経を損傷していました。当時の衝撃的な実際の写真によると、人差し指はまっすぐにならないほど切られていました。

手術は4時間に及び、医師は、最低でも復帰に半年は必要と診断しました。

強盗は、修理業者のふりをしてアパートに侵入し、ナイフを突き付け現金を要求。クビトバ選手はひるまず抵抗したそうです。

クビトバ選手は、事件の数週間後であった2017年の全豪には出場できませんでしたが、その後順調に回復し、2017年5月の全仏オープンで復帰しました。

昨年の全豪では1回戦敗退。

クビトバ選手はグランドスラムで、2011年と2014年のウィンブルドンで2度優勝していますが、グランドスラムの決勝進出は以来5年ぶりでした。

クビトバ選手を襲った犯人は、2018年5月に身柄を拘束されました。拘束当時54歳の薬物中毒の男でした。

クビトバの準優勝スピーチの涙の意味

クビトバセンスは言いました。

”クレイジーです。またグランドスラムの決勝でプレーできるなんてほとんど信じられません。

”ラケットをまた握れるかどうかもわからなったのにわたしを支え続けてくれたチームのみんなに感謝しています。毎日わたしを励ましてポジティブでいてくれた。わたしにはそれがとても必要だった。きっと簡単なことではなかったでしょう。ありがとう。

クビトバ選手は、大きなダメージを乗り越えて、決勝の舞台に復帰しました。その日々を振り返り、ここまでまた来られたことに感謝を表しました。

そして最後に、

”健康で来年も会いましょう

と述べました。