テニスのウィンブルドン2022の賞金額は、パンデミック前の2019年大会を上回り、史上最高となったことが発表されました。
パンデミックの影響が大きかった2021年大会では、上位ラウンドの高額な賞金は大きく減額され、下位ラウンドを増額しましたが、今大会では、どのような配分となったでしょうか。
また、政治情勢により、ロシアとベラルーシの選手が出場停止となっている今大会は、世界ランキングを決めるポイントが、いっさい付与されないことになりました。
ウィンブルドン2022の賞金とポイントについてです。
ウィンブルドン2022優勝賞金と優勝ポイント
ウィンブルドンの賞金は、男女同額です。
優勝賞金 | 日本円 | 2021年比 | 2019年比 | ポイント | |
シングルス | 200万ポンド | 約3億3300万円 | +17.6% | -14.9% | なし |
ダブルス | 54万ポンド | 約9000万円 | +12.5% | 同額 | なし |
混合ダブルス | 12万4000ポンド | 約2070万円 | +24.0% | +6.9% | なし |
車いすシングルス | 5万1000ポンド | 約850万円 | +6.3% | +10.9% | なし |
車いすダブルス | 2万2000ポンド | 約370万円 | +6.3% | +10.9% | なし |
クアードシングルス | 5万1000ポンド | 約850万円 | +6.3% | +50.0% | なし |
クアードダブルス | 2万2000ポンド | 約370万円 | +10.0% | +57.1% | なし |
レートは、1ポンド=約166.58円、2022/6/22グーグル調べ。
今大会では、すべての優勝賞金が、昨年より増額となりました。一方、2019年比では、シングルスでは減額、ダブルスは同額、それ以外の種目ではすべて増額となっています。
ウィンブルドン2022賞金総額
賞金の総額は、
- 4035万ポンド 約67億2200万円
昨年比では、11.1%増、2019年比では、5.4%増となり、史上最高額です。
ウィンブルドン2022賞金一覧と前・前々大会比
引用元の公式サイトの2022年の賞金一覧はこちら。
シングルス
シングルスでは、予選での増額率が大きくなりました。昨年比では、すべてのラウンドで増額、2019年比では、準々決勝以下のラウンドで増額、準決勝以上では減額となっています。
下位ラウンドへの配分率を大きくするという傾向は、昨年と同様です。
2022賞金 | 2021年比 | 2019年比 | |
優勝 | £2,000,000 | 17.6% | -14.9% |
準優勝 | £1,050,000 | 16.7% | -10.6% |
準決勝 | £535,000 | 15.1% | -9.0% |
準々決勝 | £310,000 | 3.3% | 5.4% |
4回戦 | £190,000 | 5.0% | 8.0% |
3回戦 | £120,000 | 4.3% | 8.1% |
2回戦 | £78,000 | 4.0% | 8.3% |
1回戦 | £50,000 | 4.2% | 11.1% |
予選勝者 | 0 | 0 | 0 |
予選3回戦 | £32,000 | 25.5% | 42.2% |
予選2回戦 | £19,000 | 22.6% | 43.4% |
予選1回戦 | £11,000 | 29.4% | 57.1% |
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ダブルス
ダブルスでは、昨年比は全ラウンドで増額、2019年比では、準々決勝以上が同額、3回戦以下のラウンドでは、微増です。
2021年のダブルスの賞金は、3回戦以上で2019年よりも減額となっていました。
2022賞金 | 2021年比 | 2019年比 | |
優勝 | £540,000 | 12.5% | 同額 |
準優勝 | £270,000 | 12.5% | 同額 |
準決勝 | £135,000 | 12.5% | 同額 |
準々決勝 | £67,000 | 11.7% | 同額 |
3回戦 | £33,000 | 10.0% | 3.1% |
2回戦 | £20,000 | 5.3% | 5.3% |
1回戦 | £12,500 | 4.2% | 4.2% |
混合ダブルス
混合ダブルスでは、昨年比、2019年比の両方で、全体的に増額となり、特に1回戦では昨年比150%増、つまり2.5倍の金額となりました。
昨年2021年の混合ダブルスの賞金は、全ラウンドで2019年より減額でした。
2022賞金 | 2021年比 | 2019年比 | |
優勝 | £124,000 | 24.0% | 6.9% |
準優勝 | £62,000 | 24.0% | 6.9% |
準決勝 | £31,000 | 24.0% | 6.9% |
準々決勝 | £16,000 | 33.3% | 10.3% |
2回戦 | £7,500 |
25.0% | 7.1% |
1回戦 | £3,750 | 150.0% | 114.3% |
車いすシングルス
車いす部門は全体的に増額となりました。
2022賞金 | 2021年比 | 2019年比 | |
優勝 | £51,000 |
6.3% | 10.9% |
準優勝 | £26,000 | 8.3% | 13.0% |
準決勝 | £17,500 | 6.1% | 16.7% |
準々決勝 | £12,000 | 4.3% | 20.0% |
車いすダブルス
2022賞金 | 2021年比 | 2019年比 | |
優勝 | £22,000 | 10.0% | 22.2% |
準優勝 | £11,000 | 10.0% | 22.2% |
準決勝 | £6,500 | 8.3% | 30.0% |
クアードシングルス
クアードの賞金は、昨年から車いす部門と同額です。
2022賞金 | 2021年比 | 2019年比 | |
優勝 | £51,000 |
6.3% | 50.0% |
準優勝 | £26,000 | 8.3% | 52.9% |
準決勝 | £17,500 | 6.1% | 105.9% |
準々決勝 | £12,000 | 4.3% | 41.2% |
クアードダブルス
2022賞金 | 2021年比 | 2019年比 | |
優勝 | £22,000 | 10.0% | 57.1% |
準優勝 | £11,000 | 10.0% | 57.1% |
準決勝 | £6,500 | – | – |
ウィンブルドン2022ポイント一覧
ウィンブルドン2022でのポイント付与はなし。
まとめ
ウィンブルドン2022の賞金総額は、史上最高の4035万ポンド。各ラウンドの賞金もすべて昨年より増額した。ただし、シングルス優勝賞金はパンデミック前の2019年のほうが大きい。また、ウィンブルドン2022では、ポイントは付与されない。
引用元:wimbledon.com
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