ウィンブルドンの公式ボールは、1902年からずっとスラセンジャーです。大会期間中には、約5万4000個のボールが使用されます。この大量の使用済みボールは、その後どうなるのでしょうか。ウィンブルドンの使用済みボールの行方を追ってみました。
ウィンブルドンの使用済みボールのその後
ウィンブルドンの公式サイトによると、一般的な使用済みボールは、
- 会場で販売されている
このような売店で販売されています。
売店はコート14の近くです。→会場マップ
3個入りの缶で3ポンド、4缶で10ポンド(2018年)ということです。
売り上げは、ウィンブルドンファンデーションを通して小中学校のテニスプログラムなどのチャリティ活動に寄付されています。
その他に、
- 700個ほどはなくなってしまう。観客が持って行ってしまう
- 350個のボールがレイクス水族館でネズミの家になったことがある
- 2016年のボールはhearOのスピーカーにリサイクルされた
@FormFiftyFive we think we have some GOLD for you this @Wimbledon, look at how we are energising British industry one tennis ball at a time. pic.twitter.com/8MLQOK8UFP
— hearO (@hearospeaker) 2017年7月4日
というわけで、ウィンブルドンの使用済みボールは、時に思わぬ形でリサイクルされているものの、主に世界中のお土産となり、その売上金が子どもたちのテニス活動に寄付され、未来のウィンブルドンプレーヤーを育んでいるのでした。
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