2019年は、グランドスラムで最終セットのルールがアップデートされました。とはいえ、最終セットのルールは、4大会それぞれ違うものとなりました。では、全米オープンの最終セットのルールは?
全米オープン2019 最終セットのルール
全米オープン2019の最終セットで採用されているルールは、
- タイブレーク セット
です。
最終セットで、ゲームカウントが6-6となった時、2ポイント以上を差をつけて7ポイント先取したほうが勝ち、のタイブレークを行います。
この7ポイント先取のタイブレークは、最終セット以外のすべてのセットで採用されているのと同じターブレークで、いわば、「通常のタイブレーク」です。
全米オープンの最終セットは、シングルスでもダブルスでも、7ポイント先取の通常のタイブレークが行われます。
全米オープン2019 最終セットとは
全米オープンなどのグランドスラムでの最終セットは、男子シングルスでは第5セット、女子シングルスなどその他の種目では第3セットのことです。
男子シングルスのみ、3セット先取で行われ、他の種目では2セット先取で勝者が決まります。
全米オープン2019 なぜタイブレークをするの?
タイブレークがもたらす主な恩恵は、
- 時間短縮
です。
タイブレークは、従来の2ゲーム差が付くまで続くアドバンテージ・セットのルールよりも、確実に時間の短縮となります。
テニスの試合は時間がどれくらいかかるかわかりません。1時間もかからず終わることもあれば、4時間かかることもあり、最高記録では11時間です。
時間がかかれば、選手は疲れ果て、仕事と考えればかなりブラックとも言えるでしょう。
また、プロのテニス大会は、見る人がいるから成り立っています。時間がある程度決まれば、選手のみならず、見る方にとってもテレビ放送をする方にとっても、興行主にとってもいろいろと便利です。
グランドスラムは、実力が伯仲しなかなか勝負がつかないところが面白い点でもあるわけですが、現代のライフスタイルを考えれば、タイブレークが賢い選択と考えられるようになりました。
まとめ
全米オープン2019の最終セットは2ポイント以上の差をつけて7ポイント先取のタイブレークで行われる。
おまけ
全米オープンでは、1975年から現在の7ポイント先取のタイブレークが採用されています。1970年から74年までは、5ポイント先取のサドンデス方式だったそうですが、これは選手に大変不評だったそうです。
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