テニスの全米オープンの試合会場についてです。会場マップやショーコートの名前と位置はどうなっている?
全米オープンテニスの試合会場
全米オープンは、アメリカのニューヨークで開催されます。ニューヨークの位置はここ。
全米オープン開催期のニューヨークのタイムゾーンは、EDT(Eastern Daylight Time、東部夏時間)で、日本との時差は13時間で、日本のほうが進んでいます。
会場名は?
全米オープンの会場の名前は、
- USTA ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター
1978年からこの会場です。
USTAとは、United States Tennis Associationの頭文字をとった略称で、全米テニス協会のことです。ビリー・ジーン・キングとは、女子テニス界に偉大な貢献をした名選手の名前です。2006年からこの名前が冠されることとなりました。
会場の住所は?
住所は、
- Flushing Meadow Corona Park, Flushing NY 11368
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公園の一番北側にあります。
全米オープンテニスの会場マップ
公式サイトのマップはこちら。
会場には、3つのスタジアムコートと、地面を掘った形のコート17のほか、コート4から16までの試合用コートがあります。
また、マップの左側、コート4~6の上と、マップ右上のコート群は、練習コートです。
メインコートの名前は?
メインコートは、
- アーサー・アッシュ・スタジアム
世界最大のテニスコートで、キャパは2万3771です。
アーサー・アッシュとは、グランドスラムで優勝した初の黒人選手の名前です。アッシュ選手は、1943年アメリカ生まれで、1970~80年に活躍しました。1997年にこのセンターコートが新しく建設されたときにアッシュ選手の名前が冠されました。
ショーコートと場所は?
大きな客席があるショーコートでは、有名選手や世界ランキング上位の選手の試合が行われます。全米オープンのショーコートは、メインコートを含めた3つのスタジアムコートとコート17です。
上記のマップからわかる通り、最大のメインコートが中央に、右上に2番目に大きいルイ・アームストロング・スタジアムが、左下の角に3番目に大きなグランドスタンドが、そして4番目に大きいコート17が右下に位置しています。
各コートのキャパは次の通り。
- アーサー・アッシュ・スタジアム:2万3771
- ルイ・アームストロング・スタジアム:1万4000
- グランドスタンド:8125
- コート17:2800
ほかの試合コートにも、客席は設けられています。コート7、11、12の客席は少し大きめです。
ちなみに、ルイ・アームストロングとは、あの有名なジャズトランペット奏者の名前からきています。アームストロング氏は、公民権運動の重要な人物としても知られ、この公園近くに長年暮らした、超著名人であったからその名がついたということです。
現在のルイアームストロング・スタジアムは、2018年に建て替えられて新しいものですが、同じ場所で2016年に取り壊された古いものは、1964年にテニス用ではなく、ニューヨーク万国博覧会のために建設されたもので、ルイ・アームストロングの名がついたのは1973年のこと。その後アメリカテニス協会がここを全米オープン用に改装し、その名も引きつきました。アーサー・アッシュ・スタジアムができるまでは、全米オープンのメインコートでした。
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コートのサーフェスは?
- ハード レイコルド
2020年からレイコルドとなりました。その前の1978年から2019年までは、デコターフを採用していました。
歴史的には、第1回の1881年から1974年までは芝コート、そして1975-77年はクレーコートでした。
まとめ
全米オープンテニスは、アメリカ・ニューヨークのUSTAビリージーンキング・テニスセンターで開催される。メインコートは会場中央のアーサー・アッシュ・スタジアムで、ほかにルイ・アームストロング・スタジアムやグランドスタンド、コート17といったショーコートが会場の3角に設置されている。